子供たちが快適に背負えるランドセルを
子供たちに長く愛用してもらえるランドセルを作るためには、「背負いやすさ」を考えることが最も重要である。子供たちに色々なランドセルを背負って頂くと、確かに背負いやすいランドセルとそうでないものが確かにある。しかし、具体的にどこがどのように違うののだろうかを理解することは難しく、製品改善に繋げづらいという課題がありました。
ランドセルの「背負いやすさ」を測る
HALデザイン研究所は、当社で開発したマーカレス3次元動作計測システムを使ってランドセルの「背負いやすさ」を計測できる方法を提案しました。最大3台のDepthカメラを使ってランドセルを背負った子供の骨格の動きを精密に取得することができます。
子供にランドセルを背負った状態で、子供の歩く姿勢とランドセルと身体の相対的なずれを評価/分析しました。背負いやすいランドセルは、ランドセルと身体の距離が小さくリズミカルに変動します。また、身体の前後の揺れも少ないことが分かります。
感性的項目でも定量的計測により 製品改善にフィードバックしやすく
製品の使い勝手は何気ない身体の動きに現れるものです。ランドセルの「背負いやすさ」といった感性的項目であっても、身体の動きから定量的な計測が可能です。定量的な計測は改善箇所が具体的になるため、製品改善へフィードバックしやすくなります。 クライアント様からは、「背負いやすい」ランドセルとそうでないランドセルの違いがどこにあるかが分かったので、背負いやすいランドセルの本体や肩ベルトをどのように設計すればよいかが分かりました。との声を頂きました。 御社の製品や商品も身体の動きを計測してみませんか。
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